メタルジグを自作してみようと思い突っ走った結果、曲がりなりにも形にはなったので参考までにまとめてみようと思います。
現在、重さ違いの型を作成中なので過去の写真も交えて紹介したいと思います。
あと参考にした動画や道具なんかも紹介したいと思います。
設計からシリコン型取りまでの手順
設計の段階でおもいどおりのメタルジグを正確に作成したかったので、パソコンと3Dプリンターを使用し型取りしました。
それでは、私が行った手順をまず簡単に説明したいと思います。
- 設計(3DCAD)
- スライサーソフトで3Dプリンター用のデータに変換
- 3Dプリンターで印刷
- 型枠を作成しシリコンを流し込む
- シリコン型が完成!
作りたいメタルジグを設計
3DCADを使用して形をイメージする。
メタルジグを作る上で、まずはどんな形にしようか?それと同時に比重計算と重心の位置がわかると仕上がりが想像しやすいと思います。
そこで有名な3DCADソフト
Autodesk社のFusion 360を使用してみました。
Fusion 360の難易度は?
ジグの型の作成程度なら簡単に出来るかなと思います。
それでも本で一通りは勉強しました。
使い方に慣れる意味でも学んだ方が設計するときに役立ちました。
↓この本は分かりやすくて楽しく学べましたよ。オススメ!
思い通りの型を作るのには、かなりハードルが高かったので色々な方のYouTubeで参考になる動画を漁って観ました。
↓の動画は真似するだけでジグの型作れるのでかなり為になりました!
左右非対称ジグを作りたかったので↓の動画も参考にしました。
ここまで来ると流石に自由に設計出来ると思います。
あとはトライ&エラーですね!
設計が出来たら3Dプリンターで印刷
型の設計ができてもスライサーソフトで3Dプリントが出来るようにしないとダメなのでいろいろと調べました。
以下の動画を参考にしました。
スライサーソフトの設定は仕上がりに大きく関わってくるのでじっくり決めた方が良いです。
それでは、3Dプリンターで印刷し作成していきます。
我が家の3Dプリンターはこちら↓
Creality Enderシリーズは持っている方が多く、使いやすいのでオススメです。
作ろうとするジグのサイズが大きいので分割して印刷しています。
印刷時間は約9時間でした。
分割した型を並べてみるとこんな感じです。
印刷時に出来た若干の反りやバリで摺り合っていないように見えますが今の段階では大丈夫です。
型の表面をきれいに整える
3Dプリントで出来た積層痕を滑らかにしバリなどを取っていきます。
プラモデルを作る感じで、パテ、プラサフなどで表面をなるべく綺麗にした方が良いです。
平らな木の板に型を接着剤で圧着し、枠はビスで止めます。
養生テープをは張ると滑らに仕上がります。
シリコンを流し込む
ここまで出来ると後はシリコンを流し込むだけです。
使用するシリコンはこちら↓鉛を流すので耐熱温度からこのシリコン一択ですね。
硬化後型枠を外してみました。
後は真ん中の溝で真っ二つに切ると型の出来上がり!
次回は鋳造から塗装までまとめてみたいと思います。