メタルジグを鋳造する。
アイの作成について
前回のブログで出来上がったシリコンの型に、熱した硬質鉛を流し込んでメタルジグを鋳造します。
アイの作成は形状などもあるので、YouTubeなどで研究してみてください。
ちなみに1.2mmステンレス線鋼をアクセサリー用のワイヤー曲げで作成しました。
※アイを先に作って、型作りの前にアイの大きさを決めています。
鋳造の手順について
鋳造の手順としては
- シリコン型にシッカロールを塗布しひっつかないようにします。
- 型にアイを設置し板などで挟み固定します。※弱めに挟むのがコツ
- 流し口から熱して溶かした硬質鉛を一気に流し込みます。
- 程なくして型から取り外します。
メタルジグの原型が完成
型から外すとバリ、湯口のいらないところがあるのでニッパーなので切れるところはこの段階でヤスリ掛け代を残して切ってしまった方が良いです。
塗装の下地づくり
塗装する前に気になるところはこの段階できれいにしておくと仕上がりが良くなるので徹底する方が良いと思います。
ヤスリだけでは、きれいにならないことが多いのでエポキシのパテ盛りできれいに整形していきます。
パテ盛り後は再度、ペーパーでヤスリがけしていきます。
#400〜#2000くらいまで細かくして整形していきます。
ミッチャクロンの塗布
納得できるぐらいにジグの整形ができたら、塗料の乗りをよくするためにミッチャクロン(プライマー)を塗布していきます。
- ミッチャクロンにドブつけします。
- 時間をおいてから上下逆さまでもう一度ドブ漬けします。
- 完全乾燥させます。
100均一のS字の金物とメッシュ材、いらない段ボールでジグを吊れるものを用意しておくとこれ以降の作業が楽になります。
サーフェイサー(中塗り塗料)塗装
プライマーが塗れたので、次はサーフェイサー(中塗り塗料)を塗って行きます。
ホームセンターなどで売っている缶のプラサフで大丈夫なので全体に塗って行きます。
この段階でも気になる箇所があれば再度ペーパーでヤスリがけし、再度サーフェイサーを吹きつけます。
熱転写ホログラム、ホログラムシールの下地
ホログラムシール、熱転写ホログラムを貼るために塗装表面をツルッとしたいので、光沢のある塗料を塗っていきます。
プラモ用に売っているラッカー塗料が安いので良いです。
以後、塗装箇所の下地にもなるのでブラックかホワイトが良いと思います。
熱転写ホログラム
熱転写はかなり自作では失敗が多く、難しいので今回はホログラムシールで行いましたが失敗の少ない作業手順は下にかいておきます。
- ホワイト系の塗料を塗布
- ラッカークリアを塗布します。※重要
- 完全に乾かない状態で熱転写ホログラム貼り ※塗布後20分後くらい
- ホログラムが完了したら再度クリアを塗装を行います。
熱転写ホログラムは耐熱シリコンマットなど必須で初めてメタルジグを自作する場合は絶対に失敗するのでおすすめしません。
でも、成功すると感動しますよ☆笑
以前、熱転写ホログラムで自作した時の比較的成功したとき写真があったので貼っておきます。
※ホログラムが超薄いので下地が浮き出ていて、粗が出ています。
ホログラムシール
今回は失敗したくないので、ホログラムシールを採用して製作しました。
仕上げの塗装
思い思いで釣れそうなカラーを塗装していきます。
基本的にプラモデル用のラッカー塗料を使用しています。
- ホログラムの無いところをシルバー系で塗装。
- ゴールド系のジグの場合はクリアイエローを全体に塗装。
- あとは思い思いに塗装を重ねていきます。
- ラッカーのクリアで仕上げて乾燥
- 乾燥後、目玉シールやロゴなどのシールを貼る。
- ウレタンクリアを吹いて乾燥させたら完成。
ここからは、正解もなくセンスの問題なので自由に仕上げてください。
グロー塗装の工程は機材も必要なので今回は省いています。
はじめはグローシールが簡単なのでおすすめです。
目玉シールもアリエクが安くておすすめですよ☆
あと、仕上げのウレタンクリアは強度は微妙ですが、ホビー用だとエアブラシで普通に塗装できますのでおすすめです。
まとめ
今回はブログ用に新たにメタルジグを作成しました。
失敗したり成功したり一喜一憂しながら作るのが楽しいのでみなさんもチャレンジしてみてください。